ガラスくずとは、産業廃棄物の20種類の内の1つです。
廃棄物処理法で定められる産業廃棄物分類では、
「ガラスくず、コンクリートくず及び陶磁器くず」とされ、こちらが正式名称になります。
「ガラスくず」と呼ばれることが多いです。
産業廃棄物のガラスくずとは、あらゆる事業から発生するガラス類 (板ガラス等) 、
コンクリートくず、レンガくず、石膏ボード等と定義されています。
今回は、そんなガラスくずについてご紹介いたします。
ガラスくずとはどんなもの?
例えば、事業所で排出される割れたグラスは、産業廃棄物のガラスくずに該当します。
建物解体に伴い発生する窓ガラスのくず、便器や陶器のバスタブ、
ガラス・陶磁器を製造する工程で発生した不良品や廃棄くず、
卸小売で発生する使用した容器も該当します。次に具体的な品物をご紹介いたします。
・ガラスくず例
板ガラスくず | 破損ガラス | ガラス粉 | ガラスびん | ガラス管 |
ブラウン管 | グラスウール | カレット | ロックウール | ガラスブロック |
・陶磁器くず例
土器くず | 陶器くず | 磁器くず | セラミックくず | 素焼くず |
耐火煉瓦くず | 焼瓦くず | タイルくず |
・コンクリートくず例
コンクリートブロックくず | 石膏ボードくず |
処理業者の許可証の「ガラスくず」表記ついて
処理業者の許可証には、「ガラスくず」と書いてあったり、
「ガラスくず等」、「ガラスくず、コンクリートくず及び陶磁器くず」と書いてあるものもあります。
各都道府県によって、表記が違います。
いずれも「ガラスくず」「コンクリートくず」「陶磁器くず」を運ぶことや
処分することを許可されています。
許可証に「ガラスくず」しか書いていなくても
「ガラスくず、コンクリートくず及び陶磁器くず」を安心して委託してください。
ガラスくずは再利用も!
ガラスくずは、産業廃棄物に該当するので、
産業廃棄物処理業者に処分は委託することになります。
極端に言えば、ガラス瓶1本を処分するにも、契約、マニフェストが必要ということになります。
一方で、ガラスくずはカレットとして再利用されます。
その他にもアスファルト舗装用骨材やタイルブロックなどにも実用化されています。
また、廃陶磁器くずの中の食器などの再生利用も始まっています。
ガラスくずや陶磁器くずは再利用できる産業廃棄物なのです。
まとめ
家庭で窓ガラスが割れてしまった、食器を割ってしまったなどの場合は
一般廃棄物となります。
会社と家庭での扱いが異なりますのでご注意ください。
建物解体や製造工場で出たガラスくずや陶磁器くずは産業廃棄物です。
ちなみに蛍光灯は、以前は、ガラスくずでしたが、
法改正により水銀使用製品産業廃棄物となっております。
水銀使用製品産業廃棄物が取り扱える処理業者に委託しましょう。
それぞれ、正しく処分を行いましょう。
また、ガラスくずは、リサイクルしやすいものですので、
分別して積極的にリサイクルに取り組めます。
しかしながら、ガラスや陶磁器は、割れると鋭利なものになりやすいです。
ちょっと分別しようとして手などを切るケガをする危険がありますので、
取り扱いには、十分お気をつけください。
あれも捨てたい、これも捨てたい・・・でも捨てるにはルールがある!
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ジェイ・ポートでもガラスくず及び陶磁器くずを回収しています。
困ったときはいつでもジェイ・ポートにご相談を!
ガラスくずと陶器くずはどこから発生する?
https://www.j-port.co.jp/blog/6548-2/
割れたガラスはどうやって処分しよう?
https://www.j-port.co.jp/blog/3101-2/
産業廃棄物のがれき類とは何?
https://www.j-port.co.jp/blog/2598-2/
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