塩ビパイプとは硬質の塩化ビニル樹脂でできた配管資材です。 鉄管と違い、抵抗が少ないため流体の流量が多く、腐食に強いため、 通気、給排水用の管として広く用いられています。しかし捨てるとなると意外と難しいです。
塩ビ=塩化ビニールは最近ブームが再燃しているアナログレコードの素材としても知られていますが、
塩素濃度が高く再燃料化に適していない為、持込みをお断りしている産廃処理業者さんも多いと聞きます。 この塩ビパイプは産業廃棄物の種類では廃プラスチック類に分類されます。
目次
給水や排水設備に使われることが多い塩ビパイプ
腐食などに強い等様々な長所がありながらも安価であることから、給水や排水設備など、給排水設備の配管として床下に使われることが多い塩ビパイプ。
工具などで切断し、他の部品とくっつけられるため加工しやすく、思い通りに作業が出来ます。
リフォーム工事等で交換したものを廃棄する場合どのように処分すればよいかご存知でしょうか?
今回は塩ビパイプについてご紹介していきます。
塩ビパイプとは
塩ビパイプは塩ビで出来たパイプのことですが、塩ビとは何でしょうか?
塩ビは正式には「硬質ポリ塩化ビニル」もしくは「塩化ビニル樹脂」と言います。
塩ビには次に挙げるようなメリットがあり幅広い用途で使われています。逆にデメリットもあります。
塩ビパイプのメリット
・鋼管や鋳鉄管などと比べて軽量
・酸やアルカリなどに浸されない等の優れた耐薬品性
・施工が簡単
・手に入りやすくて安い=経済性にも優れている
塩ビパイプのデメリット
・紫外線劣化がある
・長さが決まっているので継手が多く必要となる
・曲がり配管が出来ない
・凍結や夏の暑さに弱い
塩ビパイプの処理
塩ビパイプ(塩ビ管)は、廃プラスチック類に分類されます。事業を行う中で排出される廃プラスチック類は全て産業廃棄物になりますので、リフォーム工事等の事業を通じて排出されたものは産業廃棄物として適正に処理する必要があります。
中国による廃プラ受け入れ停止
以前廃プラスチック類を処理する場合は、中国に輸出するというのが大きな割合を占めていました。
しかし、2017年末に中国が廃プラスチックの輸入を制限し、それに続くように、他の東南アジア諸国も廃プラスチックの輸入を制限するようになりました。
そのため、塩ビパイプをはじめとした廃プラスチック類は日本国内で処理する必要がでてきました。
塩ビパイプは塩素濃度が高い
塩ビパイプは廃プラスチック類の処分許可を持っている処理業者であれば処理可能ですが、ひとつ注意しなければなりません。
塩ビパイプは含まれている塩素濃度が高いために取り扱いが出来ない場合があります。
塩素を燃やすと発生する塩化水素ガスが焼却炉を傷めるためです。
焼却を行う処分業者はもちろん、燃料化を行う処分業者にも受取を拒否されるかもしれません。そのため事前に業者に確認する必要があります。
まとめ
ジェイ・ポートでは中間処理後の排出先を複数持つことにより適切な塩ビパイプの処理をご提案可能です。
建物の建築作業を行った後、「大量に産業廃棄物が発生して大変…」となることがあると思います。ジェイ・ポートはお客様の手間を徹底的に省く事をサポートします。その一環としてトラックで産業廃棄物の収集に伺うことも可能です。
収集はもちろん、大型車両での持ち込みも可能です。
普段は、作業後、分別してから処分場に持ち込みしなくてはならず、捨てるのに分別の時間がかかったりするかと思います。
しかし、ジェイ・ポートでは分別する必要はなく、塩ビパイプと建築廃材も一緒にお持ち込みいただくことが可能ですのでぜひ一度ジェイ・ポートまでご相談ください。
株式会社ジェイ・ポートでは、だれでもカンタンに産廃処分ができる産廃コンビニをご提供しております。
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