安価で便利な建築資材として、広く活用されている石膏ボード。リフォーム工事等で出た石膏ボードを捨てる際は、一般廃棄物ではなく産業廃棄物として処理する必要があります。今回は石膏ボードの産業廃棄物種上の分類や、処分方法について詳しく解説します。

石膏とは、硫酸カルシウムを主成分とする鉱物で、2枚の厚紙の間に水で練った石膏を流し込み、板状に固化させた物を「石膏ボード」と言います。防火性、遮音性、加工のしやすさなどの特徴から建築物の壁等に広く用いられてます。

メリット

1. 価格が安いこと。木材やコンクリートなどに比べ、格段に安い価格で入手することができます。
2. 上記にもありますが、遮音性や防火性に優れていること。住宅建材として広く使用される理由がここにあります。

デメリット

1. 木材等他の建築資材に比べると脆いという点です。釘を打つと崩れる可能性があるため、石膏ボードを用いた壁に物を固定する場合は接着剤等で固定する必要があります。
2. 埋め立てた際に人体に有害な硫化水素ガスを発生させる可能性があります。最終処分場にて発生した硫化水素ガスを吸い込んだ作業員の方が亡くなるという痛ましい事故も起こっています。

石膏ボード産業廃棄物種上の分類は「ガラスくず、コンクリートくず及び陶磁器くず」です。

石膏ボードの処分方法

上記にもある通り石膏ボードを埋め立てると、人体に悪影響を与える硫化水素が発生する可能性があります。石膏ボードを処理する際は注意が必要です。

排出事業者の処分方法

排出事業者が石膏ボードを処分する場合、もちろん一般廃棄物として処分することはできません。産業廃棄物として自社もしくは産業廃棄物処理業の許可をもつ業者に委託して処理する必要があります。

処理業者の処分方法

石膏ボードを含む産業廃棄物はほとんどがまず中間処理を施されますが、最終処分場にて直接埋め立てられる場合もあります。石膏ボードの場合は「管理型最終処分場」にて処分されます。

中間処分施設でリサイクルを行う

石膏ボードはリサイクルも進められており、中間処分施設にて破砕、選別を行う事で、石膏ボードやセメントの原材料などに再生利用することができます。

管理型最終処分場に搬出する

繰り返しになりますが、石膏ボードは埋め立て処分を行うと人体に有害な硫化水素を発生させる可能性があり、2006年に安定型最終処分場への持ち込みが禁じられました。

石膏ボードを最終処分場に直接持ち込む場合は管理型最終処分場に持ち込む必要があります。

まとめ

株式会社ジェイ・ポートでは石膏ボードの受け入れを行っております。

リフォーム工事等で出た石膏ボードの処理にお困りのお客様は株式会社ジェイ・ポートにご相談下さい。

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株式会社ジェイ・ポート

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