INDUSTRIAL DISPOSAL

コスト削減マメ知識

UPDATE :2022.09.24 
POST :2022.06.02

産業廃棄物リサイクルの必要性、メリットや具体的事例について解説します。

国土が狭い日本は廃棄物を焼却して減容、埋立という処理方法が一般的で、焼却率は7割以上にのぼります。一方リサイクル率は2割以下です。

これは世界のゴミ処理のトレンドとはかけ離れた数字です。そして国として熱心に取り組んでない以上、リサイクルを徹底出来ている企業様もそう多くはないのではないでしょうか?

しかしSDGsが注目される今、リサイクルに取り組みことによって企業様のイメージアップ、そして何よりコストカットが可能です。 今回は、産業廃棄物リサイクルの必要性を解説します。リサイクルすることによるメリット、具体的なリサイクルの事例を書いていきたいと思います。

産業廃棄物リサイクルの必要性は、大きくは主に以下の3点に集約されます。

資源の有効利用

ハイテク機器の製造には欠かせないレアメタルやエネルギー源として使われる化石燃料のほぼすべてを輸入に頼る日本。疫病の流行や世界情勢の不安定化で確保が困難になってくるのはここ数年の出来事を見ても分かる通りでしょう。しかし、産業廃棄物を適切にリサイクルすることで、資源の有効活用が期待できるのです。

自然環境への悪影響

2015年9月の国連サミットで採択されたSDGs(持続可能な開発目標)には、「15.陸の豊かさも守ろう」という項目があります。生物多様性の保全と持続可能な資源利用の実現は、今や世界を挙げて取り組まないといけない目標となっております。

産業廃棄物の埋立処分の限界

令和3年に環境省が発表した日本における最終処分場の残余年数は21.4年。前年度の21.6年からほぼ横ばいの数字になってはいるものの、最終処分場の新設は難しいため、20年ほどでゴミを埋める場所は無くなってしまいます。リユースやリサイクルに取り組み、さらにはゴミ自体を出さない(リデュース)ことが企業並びに個人に課せられた課題です。

産業廃棄物のリサイクルは、企業側にも以下2点のメリットをもたらします。

ゴミ処理費用のコストが削減できる

排出事業者様の排出者責任の増大と共に廃棄物処理に係る費用も増大の一途を辿っております。しかし、例えばリサイクル可能な紙を適切に分別すると資源として買い取ってもらうことができます。小さなことですが積み重なると大きなコストカットが期待できます。

企業のイメージアップにつながる

世界的に見ても若い世代ほど環境問題に関心が高いです。就職活動をするにあたって環境問題に対してどのようなアクションを起こしている企業か?という事を気にされる学生さんは多いです。

それ以前に持続可能なビジネスのあり方を模索することは企業の社会に対する責務と言えます。

最後に、実際の産業廃棄物のリサイクル事例を見ていきましょう。

 

廃プラスチック

廃プラスチック類からはRPFやフラフといった燃料が製造可能です。製紙会社等でボイラー燃料として使用されます。

木くず

木くずは、ボイラー燃料用や原料用のチップとして再利用されます。

金属くず

ご存知の通り金属くずは、非常にリサイクル率の高い資源です。

排出者責任の増大と共に産業廃棄物の処理費用も年々高くなっております。ゴミの分別は地味で小さな一歩だと思いますが、積み重ねることによって大きなコストカットが見込まれます。また環境問題への取り組みは企業にとっての責務です。小さな一歩、踏み出してみませんか?

この度、経営革新計画の承認書をいただきました。

これは新事業に取り組み、「経営革新計画」として承認されると、夢の実現に近づくというとても心強い制度です。

ジェイ・ポートでは他社と違い、

・16品目受入可能(建設廃材から廃液まで)

・軽トラックから大型車まで引取可能

・日休み・祝日は午後5時まで営業

など、様々な利点があり安心してご利用いただけます。

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この記事を書いたスタッフ

森田 一誠

森田 一誠 笑う産廃セールスマン

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