INDUSTRIAL DISPOSAL

マメ知識

UPDATE :2025.09.06 
POST :2022.05.07

蛍光灯の正しい捨て方とは?-初心者でもわかりやすく解説-

蛍光灯の捨て方

 

概要

蛍光灯の捨て方と聞かれると本当にこれで合っているのか…?と不安になることはないですか。

そもそも産業廃棄物であるということはご存知でしたか?

蛍光灯は水銀を含んでいるので、【水銀使用製品産業廃棄物】の収集運搬又は処分の許可を持っている業者に依頼しなければなりません。

「まぁこっちは依頼するだけやから業者なんかどこでもいっか♪」という考えではダメです。

蛍光灯をゴミとして出す事業者には排出責任というものがあり、収集運搬・処分を依頼した業者が適正に処理を行わなかった場合にも、ゴミを出した事業者が責任を問われます。

 

蛍光灯を普通のゴミと一緒に捨ててはいけない理由をご存知でしょうか。蛍光灯の内部に含まれる微量の水銀は環境に悪影響を与える有害物質のため、適切に処理しなければなりません。もしも蛍光灯が破損して水銀が大気中に放出されると、土壌や水質の汚染につながり、最終的には私たちの健康にも深刻な影響を与える可能性があります。

また、蛍光灯の管は薄いガラス製で非常に割れやすく、破片でケガをする危険性も高いのが現状です。特に収集車の中で他のゴミと一緒になると簡単に破損してしまい、作業員の安全を脅かすことにもなります。これらの理由から、蛍光灯は「適正処理困難物」として特別な扱いが必要とされているのです。

 

蛍光灯を廃棄するには

蛍光灯の捨て方

事業活動に伴って排出された蛍光灯、例えばオフィスの蛍光灯を交換した時は、水銀使用製品産業廃棄物を扱いできる産業廃棄物業者に委託をしてください。

2016年以前は、ガラスくず、金属くずの許可があれば大丈夫でしたが、現在は【水銀使用製品産業廃棄物を含む】と記載された許可証を持っているかを確認して処分の委託をしてください。

複数の業者から見積もりを取り、価格だけでなく処理方法についても詳しく説明を受けることをおすすめします。

次に重要なのが、マニフェスト(産業廃棄物管理票)の発行です。これは法律で義務付けられている書類で、廃棄物がどのような経路で処理されたかを追跡するためのものです。適正処理の証明書として、一定期間保管する義務があります。この書類があることで、万が一不適正処理が発覚した場合でも、排出事業者としての責任を果たしていることを証明できます。

処理は適正な中間処理施設で行われ、水銀を適切に回収・無害化した後、ガラス部分はリサイクル原料として再利用されます。このような適正処理により、環境への負荷を最小限に抑えながら資源の有効活用も図られています。

 

蛍光灯を廃棄する注意点

蛍光灯を廃棄する際はどのようにして廃棄されていますか?

ダンボールに入れたり、ガムテープでぐるぐる巻きにしたり、はたまた割ってしまったり…

まず、割ってしまっては絶対にいけません。蛍光灯に含まれている水銀は少量ですが、その少量の水銀が大気に放出されてしまいます。

また割れた蛍光灯は割れていない蛍光灯に比べ処分費用がぐんっと高くなってしまう業者さんが多いです。

地球の環境のためにも、会社のお財布のためにも割らないことをオススメします。

またガムテープでぐるぐる巻きにするのは剥がす時に蛍光灯が割れてしまうケースが多いです。

ダンボールなどにまとめて業者にお渡しするのが良いでしょう。

お問い合わせはこちら

 

失敗しない業者選びのポイント

蛍光灯の捨て方

①許可を持っているかどうか

許可を持っていない悪質な業者に依頼してしまった場合、不当な方法で処分されてしまう可能性もあります。処分業者が不当な方法で処分していても罰せられるのは排出事業者=ゴミを出した会社です。

 

②マニフェストを発行しているかどうか

マニフェストは廃棄物が法にのっとって正しく処分されたか確認するために必要な書類です。

産業廃棄物の処理を委託する場合は、マニフェストの交付が義務付けられています。

 

③優良認定を持っているかどうか

優良認定は国から定められた厳しい条件をクリアしないともらえません。

優良認定を持っていなくても許可さえ持っていると収集運搬・処分は可能ですが、優良認定を持っているということは国からお墨付きをもらった安心できる業者ということなんです。

 

まとめ

今回は廃棄する注意点や業者選びのポイントなどをお伝えしました。

おわかりいただけましたでしょうか?

蛍光灯の適切な処分は、私たち一人ひとりができる重要な環境保護活動です。水銀による環境汚染を防ぎ、安全な社会を維持するために、正しい処分方法を実践することは社会的な責任でもあります。

適切な知識と行動で、美しい環境を次の世代に引き継いでいきましょう。

ジェイ・ポートでは蛍光灯一本から受け付けております。法律に則り適正な処理を行っております。

お話だけ聞いてみたいな。と思われている方やお見積もりを希望されている方はお問い合わせフォームよりお問い合わせください。

お電話やLINEでもお待ちしております。

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