INDUSTRIAL DISPOSAL

マメ知識

UPDATE :2024.08.13 
POST :2024.07.31

【どうする?】業務用複合機の処理方法について徹底解説!

オフィスで日々の業務を支えてくれる複合機。スキャン、印刷、コピーなど、多機能で便利なこの機器も、長年使い続けるうちに故障や老朽化により不要になることがあります。

その際、適切な処理方法を知っておくことは非常に重要です。家庭ごみと異なり、業務用複合機は「産業廃棄物」として正しく処理する必要があります。

今回は、産業廃棄物処理のプロのアドバイスをもとに、業務用複合機の正しい処理方法を詳しく解説します。

このコラムを最後まで読んでいただき、法令を遵守しつつ、環境への配慮も忘れず、安心安全な処理を一緒に目指していきましょう!

また、このコラムを通じて、業務用複合機の処理方法だけでなく、産業廃棄物に関する知識も深めていただけることと思います。

役立つ情報満載ですので、ぜひ最後までご覧ください!

 

産業廃棄物とは?

 

はじめに産業廃棄物について概要をお話します。

産業廃棄物とは、産業活動に伴って生じた廃棄物のうち、「廃棄物の処理及び清掃に関する法律(廃棄物処理法)」で定義された20種類の廃棄物のことを指します。この産業廃棄物の処理は、都道府県知事から許可を受けた産業廃棄物処理者に委託して処理をする必要があります。

産業廃棄物は、環境汚染や健康被害、生態系への悪影響などの原因となるため、適正に処理することが重要です。

また、産業廃棄物には量に関する規定がありません。そのため、排出量が少なかったとしても必ず適正な処理方法で処理しなければなりません。

 

「廃棄物の処理及び清掃に関する法律(廃棄物処理法)」とは?

 

廃棄物処理法は、廃棄物の排出抑制と処理の適正化により、生活環境の保全と公衆衛生の向上を図ることを目的とした法律です。産業廃棄物を排出する事業者は、その処理・保管・運搬などについて、廃棄物処理法に基づく各種基準を遵守しなければなりません。廃棄物処理法は、昭和45年(1970年)に制定され、今日でもなお、廃棄物問題の解決に向けて重要な役割を果たしています。

産業廃棄物の排出事業者は、自らの責任で処理しなければなりません。処理できない場合は、業者に委託することができます。委託の際には、委託基準に則った契約を結び、マニフェストを使用して管理する必要があります。

廃棄物問題は現在もなお深刻な問題であり、廃棄物処理法の更なる充実が求められています。そのためには、私たち一人一人が廃棄物の排出を抑制し、適切に処理することが必要です。

 

業務用複合機の処理方法

 

続いて、業務用複合機の処理方法について詳しく紹介します。

 

  1. メーカーに回収を依頼する方法

 

不要になった業務用複合機の処理方法として、まず検討したいのは購入先のメーカーに依頼する方法です。メーカーに依頼すれば、データ消去から回収まで一貫して責任を持って行ってくれるので安心です。ただし、費用が発生するため、事前に見積もりを取ることをおすすめします。

 

  1. 不用品回収業者に依頼する方法

 

不用品回収業者に依頼する方法もあります。不用品回収業者は、都道府県から「古物商許可」を受けた業者で、回収した不用品をリサイクルやリユースしています。費用は回収場所までの距離や業務用複合機の大きさによって変動するため、複数の業者に見積もりを依頼することをおすすめします。依頼方法は電話、メール、インターネットなどがあり、見積もり依頼時に回収日時や料金を確認できます。

 

  1. 産業廃棄物処理業者に処理を依頼する方法

 

不要になったオフィス用複合機の最も確実な処理方法は、産業廃棄物処理業者に依頼することです。産業廃棄物処理業者は法律に基づき、産業廃棄物の収集、運搬、処理を行う専門業者です。

複合機は重量がありサイズも大きいため、廃棄費用は高くなることが多く、相場としては1台あたり2万円から5万円ほどになります。

 

処理時の注意点とは?

 

  1. リース契約かどうかを確認

 

業務用複合機を導入する際、購入ではなくリース契約を選択する企業も多いです。リース契約の場合、所有権はリース会社にあるため、処理前に契約内容を確認し、リース会社に連絡して適切な処理方法を相談しましょう。

 

  1. トナーの回収

 

複合機の処理時には、トナーの回収も必要です。トナーは印刷時に使用される粉状の物質で、消耗品として定期的に交換が必要です。不要になった複合機を処理する際にも、トナーの回収を依頼することが重要です。各メーカーが対応しているため、詳細は各メーカーにお問い合わせください。

 

  1. データの消去

 

近年の業務用複合機にはHDDが内蔵されており、印刷履歴や住所など多くの情報が保存されています。これを適切に消去しないと、情報漏洩のリスクがあります。データ消去は自分でソフトを使用するか、専門業者に依頼するかの方法があります。確実にデータを消去し、情報漏洩を防ぐことが企業の社会的責任です。

 

悪徳な産業廃棄物処理業者を見極める方法

 

「業務用複合機の処理方法」の項目でご紹介いたしましたが、産業廃棄物処理業者に依頼する方法は確実でオススメです!

しかし、産業廃棄物処理業者に依頼する際には、その業者が悪徳業者かどうかを見極める必要があります。

 

①産業廃棄物収集運搬許可証を持っているか

 

産業廃棄物を処理するには、「産業廃棄物収集運搬許可証」を持っている必要があります。

この許可証を持っていない状態で産業廃棄物を処理したり運搬したりすることは法律で禁止されています。

したがって、この許可証を持っていない産業廃棄物処理業者は、悪徳業者の可能性が高いと言えるでしょう。

このような許可証を持っていない業者は、不法投棄している可能性があります。不法投棄をした場合、その業者だけではなく依頼した方にも責任が発生してしまうので気を付けましょう。

確認方法としては、ホームページで産業廃棄物収集運搬許可証を持っているかを調べる方法が有効です。

 

②適切な価格設定かどうか

 

産業廃棄物の処理価格にはある程度の相場があります。

その相場よりも異常に安い場合は要注意です。

異常に安い処理価格設定の背景にあるのは、産業廃棄物の処理を適切に行っていないか、安いと謳っておきながら、あとで別プランで追加料金を請求しようとしているケースが考えられます。

1つの業者だけを見るのではなく、複数の業者で見積りを取って比較するのが悪徳業者に依頼してしまうリスクが少なくなります。

 

③産業廃棄物の処理実績

 

見極める方法の3つ目は産業廃棄物の処理実績がしっかりあるかどうかです。

実績がきちんとある産業廃棄物処理業者は信頼性が高いです。

依頼する前に情報収集を行い、しっかり実績がある産業廃棄物処理業者を選びましょう。

 

不法投棄は「排出業者」にも責任がある

 

もし自社の廃棄物が依頼した悪徳業者によって不法投棄の被害に遭った場合、その責任は廃棄物処理業者だけでなく、排出事業者にも及びます。

排出事業者は、委託した業者によって行われる廃棄物の処理についても責任を負い、違反行為があれば懲役刑や罰金刑の対象となる可能性があります。

法的な違反を回避するためにも、まずは適切な廃棄物処理が実施されているかどうかを確認することが重要です。契約書やマニフェストなどの基本的な文書の見直しを行うことから始めることをおすすめします。

また、「自分たちが気づかないうちに不法投棄が行われていた!」という事態を防ぐためにも、定期的に処理業者の施設を訪問して状況を確認しておくことが安心の一環と言えます。

 

複合機の処理ならジェイ・ポートまで!

 

ジェイ・ポートは、お客様の安心と満足を最優先に考え、信頼性の高いサービスを提供しています。

ジェイ・ポートでは、業務用複合機の回収と処理が可能です。もしも、重くて大きな複合機を処理場まで運ぶのが難しい場合でも、トラックでの回収サービスをプラス料金で提供しています。ジェイ・ポートは回収だけでなく、大型の産業廃棄物の搬出作業も行っていますので、お気軽にご相談ください。

 

さらに、業務用複合機の回収と処理はもちろん、オフィスで使用しているパソコンや机、椅子、ホワイトボードなどの産業廃棄物も一括で回収・処理が可能です。トラックでの回収サービスや大型産業廃棄物の搬出作業も行っているため、お気軽にご相談ください。

 

まとめ

 

業務用複合機の適切な処理方法を知ることは、環境保護と法令遵守のために不可欠です。

信頼できる業者に依頼し、法的な手続きを守ることで、安心して複合機を処理することができます。

ジェイ・ポートでは、高品質で安全なサービスを提供していますので、産業廃棄物の処理でお困りの際は、ぜひご相談ください。

{ “@context”: “https://schema.org”, “@type”: “FAQPage”, “mainEntity”: [{ “@type”: “Question”, “name”: “マニフェストとは?”, “acceptedAnswer”: { “@type”: “Answer”, “text”: “「産業廃棄物管理票(マニフェスト)」とは、廃棄物が適正に処理されているか確認するために用いる書類です。” } },{ “@type”: “Question”, “name “: “廃棄物処理法とは?”, “acceptedAnswer”: { “@type”: “Answer”, “text”: “正式名称を廃棄物の処理及び清掃に関する法律と言い、廃棄物の排出を抑制しつつ、発生した廃棄物をリサイクル等の適正な処理を行うことで、人々の生活環境を守ることを目的に作られました。” } },{ “@type”: “Question”, “name”: “産業廃棄物収集運搬許可証とは?”, “acceptedAnswer”: { “@type”: “Answer”, “text”: “委託を受けて産業廃棄物の収集・運搬を行う際に必要となる許可です。” } }] }

{ “@context”: “http://schema.org”, “@type”: “BlogPosting”, “mainEntityOfPage”: { “@type”: “WebPage”, “@id”: “該当記事のURL” }, “headline”: “【どうする?】業務用複合機の処理方法について徹底解説!”, “image “: { “@type”: “ImageObject”, “url”: “ブログサムネイルのURL”, “height”: 387, “width”: 688}, “datePublished”: “2024/7/25”, “dateModified”: “2024/7/25”, “author”: { “@type”: “Organization”, “name”: “株式会社ジェイ・ポート”, “url”: “https://j-port.co.jp/” }, “publisher”: { “@type”: “Organization”, “name”: “断捨離マスター”, “logo”: { “@type”: “ImageObject”, “url”: “ロゴのURL”, “width”: 159, “height”: 54 } }, “description”: “該当記事のディスクリプション” }

株式会社ジェイ・ポートでは、だれでもカンタンに産廃処分ができる産廃コンビニをご提供しております。
▼詳しくはこちらまで▼

蛍光灯や電池などの処理困難物も1つから承ってます。
▼詳しくはこちらまで▼

この記事が気に入ったら
「いいね!」しよう

J通信「産廃知恵袋」の最新情報をお届けします!

この記事を書いたスタッフ

断捨離マスター

断捨離マスター

不要な廃棄物の断捨離をサポートいたします!

記事一覧を見る