あれも捨てたい、これも捨てたい・・・でも捨てるにはルールがある!
皆様のオフィスから顔を出す産業廃棄物、処理の仕方はわかりづらいものですね。
そんな皆様の力になるために!産廃のお困りごとや疑問解決のお供をさせていただきます、ワタシが産廃マエストロです!
フロン類が含まれている業務用電化製品が多いのはご存知でしょうか。
フロン類とは、フッ素・水素・炭素・塩素などが含んだ人工の化学物質を指します。
種類によって異なりますが、毒性もなく不燃性で科学的に安定しているのがフロンガスの特徴です。フロン類が開発された1928年には、夢の化学物質として注目を集めていました。そのため、冷蔵庫やエアコンの冷媒だけでなく溶剤・電子部品の洗浄において幅広く利用されていました。
しかし、1970年代にフロン類がオゾン層の破壊に影響を与えることが問題視されたことにより、フロン類の研究が行われました。
その後、1987年にモントリオール議定書が採択されて、オゾン層の破壊に影響を与えるフロン類の製造や輸出入が禁止されました。現在では、オゾン層が破壊されにくい代替フロンが製品に使用されています。
フロン類が含まれている業務用電化製品
・冷蔵庫や冷凍庫
・エアコン
・冷水機
などの電化製品が挙げられます。除湿機も機種によってフロンガスが使用されている製品があるため、製品についているシールなどで確認する必要があります。
この電化製品は、気化するときに周辺の熱を奪う性質を利用して温度をコントロールする冷媒としてフロン類が使用されています。
フロン類が含まれている業務用電化製品の処分方法
フロン類が含まれている業務用電化製品は、特定家庭用機器再商品化法(家電リサイクル法)が適用されません。そのため、フロン回収破壊法に基づいて業務用の冷蔵庫や冷凍庫・エアコンは産業廃棄物として第一種フロン回収業者の許可を取得している業者に搬出や処分を依頼する必要があります。
フロン回収破壊法とは、2001年にオゾン層に悪い影響を及ぼす影響があるフロン類を適切に回収して破壊するために作られた法律です。
まとめ
今回は、フロン類についてご紹介いたしました。フロン類が開発された当初は夢の化学物質として注目を集めていましたが、1970年代にフロン類がオゾン層の破壊に影響を与えることが問題視されてオゾン層に悪い影響を与えるフロン類の製造が禁止されました。そのため、フロン類が含まれている電化製品を処分する際は、第一種フロン回収業者の許可を取得している業者に廃棄物の搬出やフロンガスの回収・処分を依頼する必要があります。その際に廃棄物を排出した業者は、廃棄物が適切に処分されているか確認するために、産業廃棄物管理票などで確認や保管が必要になります。
またこの度、経営革新計画の承認書をいただきました。
これは新事業に取り組み、「経営革新計画」として承認されると、夢の実現に近づくというとても心強い制度です。
ジェイ・ポートでは他社と違い、
・16品目受入可能(建設廃材から廃液まで)
・軽トラックから大型車まで引取可能
・日休み・祝日は午後5時まで営業
など、様々な利点があり安心してご利用いただけます。
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