飲料や調味料の使用済みペットボトルを一度原料化し、新たにペットボトルとして作り直すことをボトルtoボトルといいます。
ペットボトルのリサイクル方法
日本において実用化されているボトルtoボトルのリサイクル法はケミカルリサイクルとメカニカルリサイクルの2種類です。
選別、粉砕、洗浄するのはどちらの再生法とも共通しています。
1. ケミカルリサイクル(化学的再生法)
回収された使用済みペットボトルを選別、粉砕、洗浄して異物を取り除いた後に、解重合を行うことによりペット樹脂の原料または中間原料まで分解、精製したものを重合して新たなペット樹脂とするものです。
2. メカニカルリサイクル(物理的再生法)
回収された使用済みペットボトルを選別、粉砕、洗浄して表面の汚れ、異物を十分に取り除いた後に高温化に曝して、樹脂内部に溜まっている汚染物質を拡散させ除染を行うことです。
ペット樹脂を高温で溶かして形成しペットボトルを製造する方法は従来のペットボトル製造と変わりません。
食品容器としての安全衛生性
ケミカルリサイクルは日本で始まった再生法で、2004年に内閣府食品安全委員会にて容器包装として使用可能であるとの評価を受けました。
メカニカルリサイクルによるボトルtoボトルは海外で始まった再生法で、日本では2011年から導入されています。既に欧米ではFDA認証設備となっていましたが、日本でも、2012年4月に厚生労働省より「食品用器具及び容器包装における再生プラスチック材料の使用に関する指針(ガイドライン)について」が通知されました。
ボトルtoボトル対応ガイドライン制定
ペットボトルリサイクル推進協議会が制定した「ペットボトル自主設計ガイドライン」とは、ペットボトルを衛生的で、使用後のリサイクル適正に優れた容器にするためにボトル・キャップ・ラベルと印刷などについて規定した自主設計ガイドラインです。
ボトル・・・カラーボトルは禁止
キャップ・・・アルミのキャップは禁止
ラベル・・・ミシン目を入れる等消費者が剝がしやすいよう工夫
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