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【プロが解説!】スケルトン解体で発生した産業廃棄物の処理方法
リフォームとはまた違い、解体作業ほど大がかりではないスケルトン解体。
「新しい事業を始めたい!」、「店舗を閉店する」などという意見から、スケルトン解体をご依頼する方は多いのではないでしょうか?
スケルトン解体では、発生する産業廃棄物の量も多くなることが予想されます。
その時にどのように処理して良いか分からない方も多いと思います。
「産業廃棄物はどのように処理すれば良いのだろう…」
「悪質な業者の見分け方ってあるのだろうか…?」
このような疑問を解決するために、今回はスケルトン解体で発生した産業廃棄物の処理方法について、産業廃棄物処理のプロの目線からご紹介したいと思います!
このコラムを読んで頂くと産業廃棄物の処理方法のみならず、そもそもの産業廃棄物についての理解も深まります。また最後にはジェイ・ポートのサービスもご紹介します。
ぜひ最後までご覧ください!
産業廃棄物とは?
はじめに産業廃棄物について概要をお話します。
産業廃棄物とは、産業活動に伴って生じた廃棄物のうち、「廃棄物の処理及び清掃に関する法律(廃棄物処理法)」で定義された20種類の廃棄物のことを指します。この産業廃棄物の処理は、都道府県知事から許可を受けた産業廃棄物処理者に委託して処理をする必要があります。
産業廃棄物は、環境汚染や健康被害、生態系への悪影響などの原因となるため、適正に処理することが重要です。
また、産業廃棄物には量に関する規定がありません。そのため、排出量が少なかったとしても必ず適正な処理方法で処理しなければなりません。
スケルトン解体とは
スケルトン解体とは、骨組み部分である建物構造以外の全てを解体し、床材や壁材、天井、配線などの内装をすべて撤去する解体工事のことをさします。
鉄筋コンクリート造の店舗やマンション、ビルの場合、スケルトン解体を行うと、コンクリート打ちっぱなしの状態になるケースが多いです。このコンクリートの打ちっぱなしの状態のことを「スケルトン状態」などと呼んだりします。
内装解体工事とスケルトン解体は似ていますが、大きな違いは、「柱、壁、床などの構造物が見える状態までにする」ということです。
スケルトン解体のメリット
スケルトン解体のメリットは、間取りやレイアウトなどを自由に変えることができることです。骨組み以外何もない状態になるので、貸主と相談しながらではありますが、間取りやレイアウトを自分の思った通りに変えることができます。
また、.解体工事時に、これまで見れなかった構造を確認できるので、補強工事を施すこともできて、安心できるお店や事務所をつくれます
スケルトン解体で発生した廃棄物は産業廃棄物にあてはまる?
スケルトン解体を行うと産業廃棄物が発生します。
代表的な廃棄物としては
・ガラス
・シンク
・エアコン
・便器
・木材
・コンクリート
・がれき類
・タイル
などがあげられます。
後ほどご紹介する「廃棄物の処理及び清掃に関する法律(廃棄物処理法)」では排出事業者に産業廃棄物の処理の責任が課せられています。
この法律によって、これらの廃棄物は産業廃棄物として適切に処理しなければなりません。
「廃棄物の処理及び清掃に関する法律(廃棄物処理法)」とは?
廃棄物処理法は、廃棄物の排出抑制と処理の適正化により、生活環境の保全と公衆衛生の向上を図ることを目的とした法律です。産業廃棄物を排出する事業者は、その処理・保管・運搬などについて、廃棄物処理法に基づく各種基準を遵守しなければなりません。廃棄物処理法は、昭和45年(1970年)に制定され、今日でもなお、廃棄物問題の解決に向けて重要な役割を果たしています。
産業廃棄物の排出事業者は、自らの責任で処理しなければなりません。処理できない場合は、業者に委託することができます。委託の際には、委託基準に則った契約を結び、マニフェストを使用して管理する必要があります。
廃棄物問題は現在もなお深刻な問題であり、廃棄物処理法の更なる充実が求められています。そのためには、私たち一人一人が、廃棄物の排出を抑制し、適切に処理することが必要です。
スケルトン解体で発生した産業廃棄物の処理方法
①不用品買取業者に買取を依頼する方法
1つ目は不用品買取業者に買取を依頼する方法です。この方法は、スケルトン解体で発生したすべての産業廃棄物を処理することはできませんが、スケルトン解体の際にいらなくなった家具や設備機器等は、不用品買い取り業者に依頼することができます。
②産業廃棄物処理業者に依頼する方法
2つ目は産業廃棄物処理業者に依頼する方法です。
産業廃棄物処理運搬業者とは、法律に基づき、産業廃棄物の収集、運搬、処理を行う専門業者のことです。産業廃棄物処理運搬業者は、適切な処理方法を選定し、スケルトン解体で発生した産業廃棄物を運搬して処理を行います。
スケルトン解体で発生した産業廃棄物は不用品回収業者に依頼してから産業廃棄物処理業者に依頼すると手間になる場合があります。産業廃棄物処理業者に最初から依頼すると、家具や設備機器等もまとめて処理してくれます。スケルトン解体で発生した産業廃棄物に関しては最初から産業廃棄物処理業者に依頼することをおすすめします。
悪徳な産業廃棄物処理業者を見極める方法
スケルトン解体で発生した産業廃棄物は規模にもよりますが、かなりの産業廃棄物が発生します。産業廃棄物処理業者に依頼する際には、その業者が悪徳業者かどうかを見極める必要があります。
①産業廃棄物収集運搬許可証を持っているか
産業廃棄物を処理するには、「産業廃棄物収集運搬許可証」を持っている必要があります。
この許可証を持っていない状態で産業廃棄物を処理したり運搬したりすることは法律で禁止されています。
したがって、この許可証を持っていない産業廃棄物処理業者は、悪徳業者の可能性が高いと言えるでしょう。
このような許可証を持っていない業者は、不法投棄している可能性があります。不法投棄をした場合、その業者だけではなく依頼した方にも責任が発生してしまうので気を付けましょう。
確認方法としては、ホームページで産業廃棄物収集運搬許可証を持っているかを調べる方法が有効です。
②適切な価格設定かどうか
産業廃棄物の処理価格にはある程度の相場があります。
その相場よりも異常に安い場合は要注意です。
異常に安い処理価格設定の背景にあるのは、産業廃棄物の処理を適切に行っていないか、安いと謳っておきながら、あとで別プランで追加料金を請求しようとしているケースが考えられます。
1つの業者だけを見るのではなく、複数の業者で見積りを取って比較するのが悪徳業者に依頼してしまうリスクが少なくなります。
③産業廃棄物の処理実績
見極める方法の3つ目は産業廃棄物の処理実績がしっかりあるかどうかです。
実績がきちんとある産業廃棄物処理業者は信頼性が高いです。
依頼する前に情報収集を行い、しっかり実績がある産業廃棄物処理業者を選びましょう。
ジェイ・ポートではまとめて産業廃棄物の処理ができます!
スケルトン解体で発生した産業廃棄物の処理に困ったらジェイ・ポートまでご連絡ください!
ジェイ・ポートであれば前日にご連絡いただければ、条件次第では翌日にトラックで運搬に伺うことも可能です!産業廃棄物の量が多い場合は、処理と一緒に運搬のご依頼を行うのがおすすめです。
また、スケルトン解体作業などで発生した産業廃棄物はもちろん、オフィスや事業所で使用した家具や家電なども処理を行っております。
「産業廃棄物と一緒にこれも処理ってできるのかな…?」とお考えのものがございましたらぜひ一緒にご相談ください!
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回のコラムをまとめると、
・スケルトン解体によって発生した産業廃棄物は様々な種類があり、大量に発生する
・産業廃棄物は廃棄物処理法に基づき、適切な処理方法で処理しなければならない
・スケルトン解体は産業廃棄物処理業者に依頼するのがおすすめ
・悪徳業者を見極める方法は、①産業廃棄物収集運搬許可証を持っているか、②適切な処理価格か、③処理実績は十分か、この3つのポイントに注意すること
・悪徳業者に依頼してしまった場合、依頼主にも責任が発生する
・ジェイ・ポートでは産業廃棄物の処理と運搬を一括して行える
となります。
ジェイポートは、産業廃棄物処理において、高品質で安全なサービスを提供しています。
今回ご紹介したスケルトン解体で発生した産業廃棄物以外にも、様々な種類の産業廃棄物を処理することが可能です。
わからないことがあればお気軽にお問い合わせください。
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