9月も後半になりまして、ようやく秋の兆しが見えてきました。
今年の夏の暑さは相当厳しかったですが、束の間の長袖Tシャツ1枚で過ごせる季節を楽しんで行きたいと思います。
このブログでは問い合わせの多かった廃棄物について紹介をしていきたいと思います。
今回のテーマはリサイクル家電です。
目次
リサイクル家電とは
リサイクル家電とは、家電リサイクル法によって定められた家庭用エアコン、テレビ、冷蔵庫及び冷凍庫、洗濯機及び衣類乾燥機のことを指す俗称です。
この4品目は、法律に則った方法でリサイクルする必要があります。
リサイクル家電の処理方法とは
リサイクル家電の処理方法は、個人宅から出る場合と、事業所から出る場合で大きく2つに分かれ、その中でさらに何パターンか処理方法があります。
まずは個人宅から出る場合を見ていきましょう。
個人宅から出るリサイクル家電の処理方法
①買い替えの際に販売店に使用済み製品の引き取りを依頼する方法。料金等は各販売店にご確認ください。
②郵便局にてリサイクル券を購入し、指定引取場所まで持ち込むことで処理を行う方法。
③郵便局にてリサイクル券を購入し、「一般廃棄物」収集運搬業者に指定引取場所までの運搬を委託する方法。
③の場合、個人宅から出る不要な物は「一般廃棄物」になりますので、「一般廃棄物」収集運搬業者への委託が必要になります。
事業所から出るリサイクル家電の処理方法
①買い替えの際に販売店に使用済み製品の引き取りを依頼する方法。料金等は各販売店にご確認ください。
②郵便局にてリサイクル券を購入し、指定取引場所まで持ち込むことで処理を行う方法。
③郵便局にてリサイクル券を購入し、「産業廃棄物」収集運搬業者に指定取引場所までの運搬を委託する方法。
④「製造業者と同等のリサイクル基準」を達成している「産業廃棄物」処分業者に持ち込む方法。
事業所で使われている物であっても①と②の処理方法は同じです。
しかし、③からが変わってきます。
以下に記載する理由により、事業所から出るリサイクル家電は「産業廃棄物」に該当するからです。
「産業廃棄物」ということはマニフェストの発行も必須となります。
しかし、上記に書いたのはあくまで家庭用の機器を事業所で使用していた場合の話であり、業務用エアコン、業務用冷蔵庫などの業務用機器の処理方法はこれとは全く異なりますので注意が必要です。
産業廃棄物とは?
そもそも産業廃棄物とはなんでしょうか?
まずは産業廃棄物について概要をお話します。
産業廃棄物とは、産業活動に伴って生じた廃棄物のうち、「廃棄物の処理及び清掃に関する法律(廃棄物処理法)」で定義された20種類の廃棄物のことを指します。この産業廃棄物の処理は、都道府県知事から許可を受けた産業廃棄物処理者に委託して処理をする必要があります。
産業廃棄物は、環境汚染や健康被害、生態系への悪影響などの原因となるため、適正に処理することが重要です。
また、産業廃棄物には量に関する規定がありません。そのため、排出量が少なかったとしても必ず適正な処理方法で処理しなければなりません。
産業廃棄物の種類は以下の20種類です。
①燃え殻、②汚泥、③廃油、④廃酸、⑤廃アルカリ、⑥廃プラスチック類、⑦※紙くず、⑧※木くず、⑨※繊維くず、⑩※動植物性残さ、⑪※動物性固形不要物、⑫ゴムくず、⑬金属くず、⑭ガラスくず・コンクリートくず及び陶磁器くず、⑮鋼さい、⑯がれき類、⑰※動物のふん尿、⑱※動物の死体、⑲ばいじん、⑳これらを処分するために処理したもの
一般廃棄物とは
産業廃棄物は廃掃法で20種類と定められていますが、これに該当しない廃棄物は一般廃棄物になります。
一般廃棄物の中にも事業系一般廃棄物と家庭一般廃棄物に分類分けがされます。
「廃棄物の処理及び清掃に関する法律(廃棄物処理法)」とは?
廃棄物処理法は、廃棄物の排出抑制と処理の適正化により、生活環境の保全と公衆衛生の向上を図ることを目的とした法律です。産業廃棄物を排出する事業者は、その処理・保管・運搬などについて、廃棄物処理法に基づく各種基準を遵守しなければなりません。廃棄物処理法は、昭和45年(1970年)に制定され、今日でもなお、廃棄物問題の解決に向けて重要な役割を果たしています。
産業廃棄物の排出事業者は、自らの責任で処理しなければなりません。処理できない場合は、業者に委託することができます。委託の際には、委託基準に則った契約を結び、マニフェストを使用して管理する必要があります。
廃棄物問題は現在もなお深刻な問題であり、廃棄物処理法の更なる充実が求められています。そのためには、私たち一人一人が、廃棄物の排出を抑制し、適切に処理することが必要です。
ジェイ・グループではリサイクル家電の運搬ができます!
個人宅から出るリサイクル家電は城東衛生で、
事業所から出るリサイクル家電はジェイ・ポートで、
それぞれ指定引取場所までの運搬が可能です!
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回のコラムをまとめると、
・テレビ、洗濯機、冷蔵庫、エアコンはリサイクル家電に該当する
・リサイクル家電は製造業者がリサイクルしなければならない
・個人宅から出るリサイクル家電は一般廃棄物、事業所から出るリサイクル家電は産業廃棄物に該当する
・産業廃棄物、は廃棄物処理法に基づき、適切な処理方法で処理しなければならない
・ジェイ・グループはリサイクル家電の運搬が可能である
となります。
ジェイ・グループは、廃棄物処理において、高品質で安全なサービスを提供しています。
今回ご紹介したリサイクル家電以外にも、様々な種類の廃棄物を処理することが可能です。
わからないことがあればお気軽にお問い合わせください。
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