サーマルリサイクルに含まれる燃料化処理
廃棄物を焼却した時に生じる熱エネルギーを発電や暖房に利用するリサイクル方法の事をサーマルリサイクルといいます。
サーマルリサイクルの中には廃棄物をRDFやRPFと呼ばれる燃料に加工する処理方法も含まれます。
RDFとは
「RDF」とはRefuse Derived Fuelの略称で、一般廃棄物(家庭ごみ)を主原料とした固形燃料です。重金属や塩素などの不純物が多く、生ごみ由来の水分も多く含んでいるため品質が安定せず、燃料としての利用価値は低いです。
RPFとは
一方「RPF」とは Refuse Paper and Plastics Fuel の略称で、産業系廃棄物(主に廃プラスチック類や紙くず)を主原料とした固形燃料です。原料性質が一般廃棄物と比較して安定しているため、高性能な燃料として注目されています。
以下に「RPF」の特徴について見ていきたいと思います。
RPFの特徴
RPFは、石炭やコークスなどの化石燃料の代替として、主に製紙工場などで、発電用ボイラーの燃料として使われています。。
このRPFには以下のような特長があります。
- 1.品質が安定
- 主に発生履歴が明らかな産業廃棄物を原料として使用しているため、品質が安定しています。
- 2.熱量のコントロールが可能
- ボイラー等のスペックに応じ、原料の産業廃棄物種の配合比率を変えるだけで容易に熱量変更可能です。
- 3.高カロリー
- 原料として主に廃プラスチックを使用しているため熱量が高く、石炭やコークス並みの化石燃料代替として使用可能です。
- 4.ハンドリング性が良い
- RPFは固形で密度が高い為、コークス、粉炭等と同等の利便性をもち、貯蔵特性および輸送効率にも優れています。またRDFと違い腐敗の心配もありません。
- 5.ボイラー等燃焼炉における排ガス対策が容易
- 品質が安定し、不純物混入が少ないので、塩素ガス発生によるボイラー腐食や、ダイオキシン発生がほとんどありません。また、硫黄ガスの発生も少なく、排ガス処理が容易です。
- 6.他燃料に比較して経済性がある
- 石炭の1/4~1/3という低価格な再生可能エネルギーです。
- 7.環境にやさしい
- 総合エネルギー効率の向上と化石燃料削減によりCO2削減など地球温暖化防止に寄与することが期待されます。
まとめ
日本国内で出た産業廃棄物を原料として作られたRPFは、貴重な純国産のエネルギー源と言えます。
そしてISOの会議で「これが廃棄物か」と驚かれるほど、日本のRPFは世界的に見ても品質の高い固形燃料です。
分別の難しいゴミのリサイクルはRPF化をおすすめします。
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