弊社の社是は
「いい会社をつくりましょう」
お客様に喜んでいただく会社にする。
人間関係のいい会社にする。
そのために
社員一人ひとりの人間性を高めるのが
一番だと思い
致知出版社の「致知」という人間学を学ぶ雑誌を使って
社内木鶏会を始めるようにいたしました。
廃棄物処理業の会社、特に弊社みたいな会社で
人間学の勉強会とは
夢みたいでキックオフ時は感動して
全員の前で泣きました。
しかし共感してくれる社員もいれば
??の社員もいたり
あからさまに反対社員ももちろんいました。
木鶏会導入には妹の反対が一番ありました。
「この人大丈夫か?頭狂ったんとちゃうか?」
という不安からだと思います。
しかし共感してくれる社員のおかげで
続ける事ができ
今現在でも任意参加ですが
土曜日の終業後にも
かかわらず出席率85%を超える時もあり
本当に社員にありがたいというしかありません。
そして一番反対していた妹も
この7年間無欠勤です。
本当に感謝です。
しかし当時は
本当の組織づくりには程遠く
幹部社員とのもっと対話が必要と感じて
一泊の「幹部合宿」を行いました。
その時初めて腹を割ってくれた幹部から出た本音が
「結局社長は何がしたいのですか?」
「人間関係のいい会社を作りたいのか?儲かる会社をしたいのか?どっちが大事ですか?」
「どっちも大事」
と答えてもあまり納得する顔ではありませんでした。
社員の一番の関心事は給料であり、
そのために利益を出さないといけない。
しかし利益を出していないのに
勇気だけはついて楽しそうな私に
不満であったと思います。
(後で聞いた話ですが幹部の奥さんからの質問だったらしいです)
木鶏会のおかげもあり
社内の人間関係は良くなりまた売上も上がりました。
が、利益が上がらない。
お金がない・・こんな悩みを毎日持っていました。