外資系の銀行で仕事をしたおかげで自信ができました。
そして30歳になり、
しかしゴミ屋に入るのをためらっていました。
そうすると大学時代のバイト先のオーナーが
オーストラリアでレストランとホテルを持っていて
「マネージメントで困っているのであんた奥さんと行ってくれへん」
と誘って下さり、新婚当時でしたが一緒に行かせてもらいました。
15部屋のホテルとレストランの小さな施設なので
すぐに立て直せるだろうとたがをくくって行きました。
またオーナーからの指令で
「今のマネージャーの出来が悪いから首を切ってきて」
とも言われました。
言われた時は「それくらい簡単にできる」
と思っていました。
しかしこれが傲慢であったと後に思い知らされました。
オーストラリアに到着した直後に
肉屋、リネン屋など借金取りが毎日来る始末。
英語で何を言っているかわからず、
また電気、電話も急に止められる。
従業員同士もトラブルがあり警察沙汰にもなりました。
お隣とは境界塀の修理代を払っていないとか
で裁判もかけられていました。
本当に最初の1ヶ月で10年位の月日を感じました。
そして何より一緒に行っていた家内とは
お金がないと言うことで毎日ケンカ。
本当に地獄でした。
しかし今思えば本当に良い経験でした。
会社の潰れる時とはこういうことだと体験できました。
自分の失敗の反省と気づきは「謙虚にして驕らず」。
やっぱり傲慢な人間は上手く行かないと言うことが身を持って体験させて頂きました。
その頃日本の弊社では父が新たな土地を購入致しました。
突然オーストラリアの私の職場に取引銀行の支店長から国際電話があり
「お父さん土地を購入されます。保証人お願いします」
と思わず
「はい」
と答えてしまいました。
オーストラリアでは少し業績はよくなりましたが、
週払いで資金繰りは厳しく個人のお金を建て替える事に
妻が耐えられない事と日本で父が土地を購入して