環境商社

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社長日記

2015.04.17

謙虚になるためには

そういえば・・・

オーストラリアで差別をされた話ですが

家内がホテルの玄関を掃除していると・・・

マネージャーの奥さんがきて
「ちこさん 何してるの!
あなたたちが玄関にいると
白人のお客さんが来なくなるの!
早くバックヤードへ行って」
と・・・

そのマネージャー奥さんは
(ちょっと足らないので)
ストレートで正直

言われて
本当に悲しい気持ちなりました
何も悪くないのに・・
存在が否定されている・・・

と同時に
僕は「なるほど」
と歴史がわかりました

白人の本質が見えた
という印象です

ちなみに
イギリスの流刑地がオーストラリアだったので
その罪人の子孫は優しいですが・・・

オーストラリア人同士
従業員も色々ありました
マネージャーとシェフがもめだし
警察ざた・・
(肉食人種なので喧嘩が激しい)

理屈でいうと
マネージャーは自分の新しい方針を命令
シェフは昔の店の残党で昔流

マネージャーはイングランド人
シェフは罪人の子孫

合うはずもなく・・

僕は外資系に勤めていたので
僕はマネージャーの言い分に
分があると思っていましたが

シェフは
日本のオーナーに手紙をFAX
マネージャーの悪口を歪曲しある事ない事

日本のオーナーは
日本流
昔からいるシェフを信じているので

「何でそんな新参マネージャーに勝手な事さすの!」

電話で叱られ・・

自分が採用したマネージャーでもないのですが・・
理不尽・・・

そして
「勝手にせいや」と言って帰国した
現地社長が3か月ぶりに
日本から登場

いきなり
「マネージャーの首を切れ」

「え~」
「自分が入れたマネージャーちゃうの?」
と心に思いながら・・・

指示だったので
マネージャーに解雇を言い渡し・・
(人生後にも先にも解雇言い渡しはこれしかありませんが)

お金の事を報告
「こんな支払が滞っているって
信じられません
一応 分割で約束しました
あと足らない分は自分で建て替えてます」


そうすると
社長は
「何でそんなに支払うねん! お前金あるんか?
全部払うな! 文句言ってきたところから少しだけ払え
それまで黙っとけ」
と・・・
「給料も取れてないんです」
というと
「それは取れ!」
と・・・

どうやって人の支払をほったまま
自分の給料をとるんだろう・・・

価値感が違い過ぎ
もうこれは無理と
すぐに辞表をだしました・・・

日本のオーナーとの約束の手前
あと3か月はすることに説得され

折角なのであと3か月は思った事好きにをさせて頂く事
を日本に一時帰国してオーナーにお願いしました

そして
まず
シェフの家を探し何度も尋ね
こちらの思いをコンコンと話して
スタッフにも伝え
自分が先頭になって
皿洗いなどを・・・

最後の最後は
みんな仲良くなり円満で
それなりに業績も回復して
ミッションを終える事ができました

その社長とは話すことは二度とないですが・・・

やっぱり仕事は
「人間関係」が全て

誠意を尽くせば
従業員もわかってくれるし
いい人間関係ができ
仲がよくなれば
売上もあがります

本当に世界共通だと思います

色々勉強になった半年でした
今振り返ると
経営がうまくいかない理由は
全て
「人のせい」「状況のせい」
でした

自分の思ったようにさせて欲しい
自分ならもっとできると・・

実は
完全な主体性の不足(依存状態)
スピード不足
準備不足
知識不足
経験不足
なにもかも不足・・・

目的は
成功してあっと言わせたかった

自分の小さな小さな枠の中で考えていて・・・
すぐに成功できると思って
要は自分の事しか考えてなかった・・

感謝もなければ、謙虚さありません

これで
上手くいくはずもありません

最近学んだことで
幸せな経営をするには
「主体性を発揮する」

そのために
一番大切な事は
「できない自分を受け入れる事」

本当に
オーストラリアで上手くいかなかった自分を受け入れるまで
数年かかりました

それまではずっと人のせい
あの人悪い人 私可哀そうな人
恨んでそしてずっと落ち込んでいました
その事から
抜ける事ができたのは・・・

今現在
与えられた事を一生懸命する

そして
自分で成功体験を積んで
自信をつける事が大切です

なりより
忙しくなれば過去を忘れます
暇だから色々過去を考えると思います

しかし本当に
失敗を受け入れる事ができるのは
最後はやっぱり「勇気」

そして「勇気」の源は
「仲間」と知りました

当時
人を全く信じていなかったし
人の事を仲間だとおもった事はなかったです

信頼できる「仲間」がいると
「勇気」がつき
できない自分を受け入れる事ができました

「勇気」がつくと「冒険」もでき
できない自分と向き合い受け入れることで
「謙虚」にもなれます
おかげで
そのオーナーの大きさがわかりました

そして
何もできない自分に
そこまで任せて頂いたオーナーに
「感謝」もできるようになりました

ほんとに「すいません」と言いたいです
そして「ありがとうございます」

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本当に素晴らしい街 「katoomba」でした

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この記事を書いたスタッフ

樋下 茂

樋下 茂 代表取締役

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