中小企業の社長業をやってみてつくづく感じるのは
メリットは自分の思った事をすぐできる
デメリットは誰も労ってはもらえない
「社長頼むよ~もっと頑張って」「給料あげて」「あの経費出して」
しまいめには「社員の家族を労って」
色々な要求がきます
なんとか叶えようと思いますが・・・
叶えても砂漠に水・・・
また次の要求・・・
このラットレースから抜けないと思っていて
先日 大阪市の入札があり
3年ぶりに落札できず
値崩れが起こり
やっても利益がでない落札金額に
なってきています
今までの僕の考えは
社員に居場所が必要と思い
赤字でも仕事をとるため落札に動いていましたが
でも赤字・・・
資金繰り悪化
結局
社員は一生懸命仕事をするわけですから
認めてもらいたい
給料はあげてほしい
当然の事だと思います
が、僕がその人のためと思っても
感謝されるわけではないし
その中途半端な優しさで会社の存続が危ぶまれるようでは・・・
「収益がない赤字の仕事はやめよう」
と心に誓い方針を立て今回は見送りました
社員の居場所のためより会社存続のため
また非常に安い金額で落札して業界の値崩れが起るのも嫌だし・・
「小善は大悪に通じ 大悪は非情に似たり」
(小さな善は全体的に考えると大きな悪い影響を与える事もあり
大きな善は非情に似ている)
という中国古典もあり
この方針を自分で決めることができるのが
社長業として一番のメリットでもあります