環境商社

STAFF BLOG

社長日記業務日報

2011.07.25

リサイクル

一般の方からこんなメールを頂きました
自分のブログに対してこんな真剣なコメント頂き
すごく恐縮すると同時に感謝です



初めまして。
以前から、ゴミの減量問題が大変気になっており、
ゴミの処理を調べるうちに1年ほど前よりこちらのblogを拝見させていただいています。

会社の経営や人間的成長に邁進されているお姿にいつも勇気づけられております。

以前から職場でのごみの分別回収が進まないことが気になっておりました。
事業ごみはあらかさまで無い限り、ビンもペットボトルもまとめて回収するのが通例になっているように思います。

回収業者さんも面倒な事を避けられるのか、その事に注意される事もありません。

職場の方たちも持っていってくれるのだから何の問題もないと言った考え方です。私一人が1部をスーパーに運んでいる状態です。

また市も建前とは裏腹に回収業者に表だって指導、注意しているとは思えません。
家庭ごみでは細かく分別しているのにこういう状況では、実質が伴っているとは思えません。

そういういきどおりから、昨年大阪市環境局と市民(NPO、古紙回収業業者等を含む)フォーラムに参加しました。
その後も引き続き協働の会議に出席していましたが、一個人の出来ることや、
市が入ることによる遅々として進まない様子や、従来然とした態度に距離感を感じ、今は身をひいています。

そこから今も会議のお知らせ等が届きますが、一度樋下さまにもご参加いただけたら嬉しく思いまして、ご案内させていただきます。

その前に少し私の考えを書かせて下さい。

私が不思議に思うのは、廃棄物回収業者さんがどうしてこんなに処理料値上げに反対かということです。
処理に一定のお金がかかることは仕方のない事で、
市から各事業所さんへ説明会を開いていただいて納得してもらうという方法もあると思います。

また今回、2倍に上がるという事でシステムの変更が必要かと思われます。

まず回収業者さんが団結して、ゴミを分別回収して、
市で処理してもらうゴミを半分以下に抑えてはどうでしょうか。あとは缶。
ビン、ペットボトル、プラごみ等細かく再生可能なごみをまとめて業者に引きとってもらうという方法は無理でしょうか。

私が会議に参加した感じでは環境局の方針には本音と建前が見え見えで、
なかなか抜本的改革には協力してくれないようです。

またそういう合理的な方法がすんなりとは進まないようながんじがらめに規則もありそうです。

でもそれこそ市民の賛同を得るように持っていけば出来ない事はないと思います。

平松市長も市も巻きこんで、環境局の事業がもっと効率的に行われる事、
廃棄物処理業者さんも環境問題をリードするぐらいの強い意志で取り組んでいただけたらと希望します。

そういう新しいシステムを市(可能背あれば)と回収業者さんで生み出して、
回収業者さんにも仕事に見合うだけの利益を得てもらうようになればいいと思います。

古いシステムを壊し、ジェイ・ポートさん以外の業者さんも誇りを持って仕事が出来る業界になれば素晴らしいと思います。

ごみ問題が物を大切にする心、ひいては今与えられているものに感謝する心を育て、
東日本大震災で大きく今までの生活を見直さないといけないこの時が、逃せないチャンスだと思います。


いきなりコメント長々と書く失礼をお許し下さい。

条例等細か知識を何も持たない一市民の夢かも知れませんが、出来そうなところから着手していただければ嬉しく思います。

以前面識のあった協働会議の中心の方から以下のご案内をいただきましたので、もしお時間がありましたらどうかと思いご案内させていただきました。

樋下さまの会社とも近い所に住んでおりますのでもし何か提案で心に留まるところがありましたら、ご連絡いただけましたら幸いです。
長々とありがとうございました。


こんな熱心に環境の事を考えてられる方がいて
しかし世の中の意識を変えるのにどうしていいのか分からず
僕のところにまで・・・

本当に身近なこと、自分のできることをコツコツされる姿に頭が下がり
尊敬します

多分誤解もあるようですが
大阪市の事業ゴミも分別回収は義務づけされていますので
収集時にしっかりと分別回収を行われているはずと思います・・・

しかしながら一般の方がそのような意見をおもちであるということは
許可業者として襟を正さなればならないと思います

そしておっしゃる通り、一般廃棄物処理業者がリーダーシップを取ってリサイクルを進め
なければ、本来我々が行うべきゴミのリサイクル業をすべて異業種業者に参入され
業を取られる危機です

もうゴミではなくなるのですから・・・

あと回収業者の処理料金の値上げ反対の理由は

お客様に対して我々回収業者は条例に基づいて
月極料金を頂戴しております

そしてそのお客様より頂戴した料金の中から処理料金を大阪市へ支払っております

なので、なかなかこのご時勢、月極め料金を上げていただくのは難しい現状ですが
しかしながら、大阪市は処理手数料を「値上げ」と決めると、
誰とも交渉なしで有無も言わさず実行できます

本当に独善的?と言いたくなる
役所的です

泣くのは我々回収業者です
(お客さんが値上げOKして頂ければ・・・誰も簡単にウンとはいいませんよね)

会議出席については検討させてください

まずはこんな回答になりますが・・・よかったでしょうか?

自分自身こんなことを
社会へ発信していることが嬉しく思うと同時に
気が引き締まります

ありがとうございます

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この記事を書いたスタッフ

樋下 茂

樋下 茂 代表取締役

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