昨日テレビ朝日の「報道ステーション」を見ていたら・・・
「悪質不用品回収業者」の特集をやっていました
約10分ほどの放映でしたが
今回の特集は「先取り」という手口でお客さんの粗大ごみを先に
トラックに積み、後で法外な料金を請求するというやり方で
被害にあっている方はほとんどお年寄りという事でした
ひどいのは勝手に家に入りこみ
どんどん家財荷物を運びだしトラックに積みこんでいく手口でした
(処分費用は軽トラック一杯で10万円だったらしいです)
日本の廃棄物処理法で一般廃棄物の処理責任は行政にあります
そして一般家庭の粗大ゴミを行政処分場へ運ぶ事ができるのは
1.排出者本人
2.行政
3.市町村から許可の受けた一般廃棄物収集運搬許可業者
だけであります
ですので
便利屋さんや引っ越し屋さんなどが粗大ごみを運ぶと違法です
また買取といいながらゴミも一緒に処分するのも違法
(古物商の許可でも相殺して最終的に料金をお客さんが支払うことであれば
廃棄物処理法が適用されます)
一番違うのは責任所在で
もし我々一般廃棄物業者が法外な料金を請求すれば
消費者は行政に苦情を言う事ができ、下手をすれば許可が取り消されます
(当社でいうと55年の歴史が終わります)
で、無許可営業の方がそんなことをしても・・・
どこにいえばいいのか・・・
あまりにもひどいと警察になりますが
そこまで動いて?となりますので
普通は泣き寝入りです
僕は行政へこの無許可営業がチラシやネットの世界で
蔓延っている事に何度も何度も抗議に行きました
しかし行政の回答は
「間違いなく違法だから訴えて欲しい」との事
訴えると行政は動けるとの事でしたが・・・
訴えるとこちらが恨みを買うし・・・
と思うと二の足を踏みます
そして
やっぱりこの事件は起きるべきして起きました
警察のストーカー対処と同じで
結局、役人は事無かれ主義
事件になるのがわかっていても
実際に事件になるまでほっておく
日本の役人体質というか事前に動けないというのは
昨今のセンガク問題、北方領土問題に繋がるのではないでしょうか?
(大袈裟ですかね・・)
最後に
本来遺品処分ができるのは一般廃棄物業者だけにも関わらず
あまりにも異業種の業者が遺品処分に携わっている現状に
「立ち上がれ一般廃棄物業者」と思いをこめて
大金をはたいて昨年「遺品整理.com」というサイトも立ち上げました
そして
この事件を機に頑張ろうと思ったのと
同時にもう少し登録業者を精査をしないといけない
と改めて反省しました
遺品整理.com
環境商社
STAFF BLOG
無許可営業
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この記事を書いたスタッフ
樋下 茂 代表取締役
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