37歳のある日青年会議所の友人に
あるセミナーを紹介してもらいました。
怪しそうなのでしたが
自分の信頼する人の誘いなので通いました。
アドラー心理学をベースにしたセミナーでしたが、
そこで大変な気づきがありました。
それは自分の人生ずっと「被害者」でいたことでした。
「あの人悪い人 私可哀そういな人」
というのが依存的な人のくちぐせ。
ずっと被害者になって父を悪者にしていた他責の自分。
「全て自分が決めてきた」と気づき、
その事で劇的に自分の人生が変わりました。
アドラー心理学の基本は「私はできる」という自己受容と
「周りは仲間」という共同体感覚です。
自分は本当に従業員のことを仲間だとも
思っていないことにも気づかされました。
孤独を感じて独りよがりで罰ゲームと思っていただけの利己的人間でした。
まずは「罰ゲーム」と言うことをやめ新しく生きることを決めました。
そして新たな目標ができました。
アドラー心理学を経営で使う。
アドラー心理学は凄い理論で受講者は医者やセレブ主婦といった方多く
理想的ですが実践的ではありませんでした。
それなら
「自分が社会で実践してみる」
というのが経営者になる目的にもなりました。
今でこそベストセラー書「嫌われる勇気」で
一躍有名になった心理学ですが当時はマイナーでした。
私が心理学を学んでいる自体、
妹はじめ従業員からは大丈夫かと気持ち悪がられたりしました。
しかし「自分はできる」「周りは仲間」という心理目的と
「個人の自立」「社会との調和」という行動目的は
これからの社会で必ずスタンダードになると信じて実践を始めました。
そして妻も一緒に勉強して夫婦で同じ価値観で
生きることのスタートにもなりました。
その頃から毎日曜日は田舎の方へドライブをしながら
妻に会社の話を聞いてもらっていて
今でも続いていて私の一番の勇気づけになっています。