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社長日記

2011.11.18

「エンディングノート」を観て

最近
「座右の銘は?」「好きな言葉は?」と
言った質問をよく受けます

自分は特に考えたことがなく

その時に思ったこと
例えば「和を以って貴しとする」
や「誠実」などとよく答えます

でも今しっくりくるのが
「おかげさまで」

ちょうど「感謝」と「謙虚」にもなれ
真ん中の言葉として
好きな言葉です

ちょっと自分が迷ったり狂うと
「おかげさまで」

昨日のブログもちょっと昔に戻って
父のいやな面を書いたりしましたが

父にも今となっては
「おかげさまで」
です

ただ生きているうちは
なかなか言えません・・・

先日次のビジネスの参考にと思い
「エンディングノート」の映画を見ました

本当素晴らしい作品で
素人が撮ったとは思えなく
商売心がふっとんで
最後まで涙、涙でした

だれでも訪れる人間の最後

手術不可能な癌に侵されていた主人公の砂田氏
その人がなくなるまでの生き様を娘がビデオに撮った
ドキュメンタリーですが・・・

残された時間を知っても
前向きに生きる砂田氏に本当に感動しました
そしてその中でもよくも悪くも自分らしさを貫く
その主体性が強さなのかもしれません

そしてそれを支える家族愛・・・

映画を見て
自分とだぶらせると・・・

「自分は親孝行をした。これ以上無理」
と思っていた自分でしたが

本当は僕はかなりの親不孝だったかも・・・

と少し反省しました

孫の顔を見せることなく
あの世に行かせてしまい・・・

プライベートな普通の会話をしたことが
ここ数年あまりなく・・・

自分は仕事を継ぐことが
精一杯で

「邪魔せんといてほしい」
「僕の事をわかってほしい」

といつも父に思っていて

僕が父のことをわかろうとはして
いませんでした

父との最後は土曜日に喧嘩をして
そのまま帰り
日曜日に心筋梗塞
一瞬にしてあの世へ・・・

何にも話さずに・・・

許してくれているかどうか・・・

が「しょうがない」

自分は自分のベストを尽くしている

と思ってその日に心丈夫に戻しました

戻さないと現実の世界が・・・

と思って心を麻痺させていましたが

映画を見てもう一度当日を思い出しました

実は亡くなったその日はすごくあと味が悪く
かなり後悔しました


 

父の仮通夜の際

枕元で父の死に顔を見ながら
最初は「ごめんさい」を続けていました

そして何故かその次に出てきた言葉が

「ありがとう」

そして最後に出た言葉が

「大好き」

でも亡くなった後でした・・・

ただ僕には
余命宣告をされている
義理の父が今います

妻とこの義父とどうかかわるか
と思っています

本日も顔を見ましたが
ちょっとやつれ気味・・・

どうやって希望をもってもらうか

映画をみて
「もっと優しくなろう」
「できることをしよう」
「どんなことが妻の援助になるか」

義父に感謝して謙虚の気持ちで

もっと人の痛みがわかる
深い人間になりたい

という決心ができました

 

 

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この記事を書いたスタッフ

樋下 茂

樋下 茂 代表取締役

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