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社長日記

2009.09.30

みなし一般廃棄物

大阪市の企業や工場の排出される1か月10t未満の廃プラスチック類などの産業廃棄物を
特例で一般廃棄物として行政が処分する「みなし一般廃棄物制度」が廃止になり半年が過ぎました

もともとこの制度は大阪市は中小零細企業や工場が多い町として、
どんなゴミでも対応するため焼却工場も11工場も建てられ、
「どんなゴミでも焼却する」という気概や方針でできました
           
この制度を廃止する大阪市の予算がウン億円
(ゴミの展開検査するためにベルトコンベアーを導入したり、検査人に警察の天下りをいれたり・・)

メリットは 大阪市の焼却する廃棄物が減る
       産業廃棄物処理業者が潤う

デメリットは 大阪市の中小零細企業の廃棄物処理コストのアップ
        (行政で処分するより民間で処分する方がはるかに高い)
              
        少量の排出者に対してそれだけのために一台のトラックの収集が必要
        (今まではルート回収で収集していた)
         →燃料の無駄→温暖化防止に反している

        焼却に要するカロリーが不足のため重油で賄う(市のコストアップ)
        (プラスチック類は高カロリーで実は塩ビ以外は焼却に向いている)

        一般廃棄物収集運搬業は死活問題

                
大阪市の役人の言い分・・・今までが恵まれてて、他都市ではありえない事
                 これが国のスタンダードで企業努力しなはれ


当社のお取引先で今までルート回収で1か月6万で月極め契約していたのが
この制度の廃止で産業廃棄物処理にした結果、今月は30万の売上になりました

が・・・

30万頂いても6万の時の方が利益があるのが事実です

そして産業廃棄物処理に納得して頂いた企業さんは、まれです

多くの会社さんは産廃処理する事はなるほど分かっても
金額の話になると納得して頂けません

この説明責任を今現在も業者に任されています

だれが損をして悪者になるのか・・・
だれが得をして喜ぶのか・・・

他都市にはない11か所の焼却工場を誰が作ったのか?

無駄だらけ・・・無計画・・・


役人って本当に怖いです・・

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この記事を書いたスタッフ

樋下 茂

樋下 茂 代表取締役

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